あのひとにカメラをもらう夢を見た。
彼の死にゆく様を延々と撮っていた。
赤がとても鮮明で、とても緑に飢えた。
あたしはうたっていた。誰かが気に入ってくれた。
出来た写真は、彼の目に映る世界だった。
果てのない荒野と、蜃気楼、オアシスまでの距離、飢えていた緑
らくだみたいだったあたしは目を伏せたまま動かなくなった
ほんとうのさようならは世界を変えることだって
今度は死にゆくあたしを、彼が延々と撮っていた。
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